黒柿 名人の黒柿



黒柿の果肉に見られる「黒のつぶつぶ」。
これはポリフェノールという渋み成分が固まったものです。これが黒い柿の美味しさの秘密。

市場に出荷される柿のほとんどは、収穫後、大きな倉庫で炭酸ガスを入れて渋抜きをします。
ところが黒柿、「紀の川柿」は、樹に成ったままの状態で、一つ一つ丁寧にビニール袋をかけ、袋の中に固形アルコールを入れて、脱渋を行います。この独自の脱渋方法により、果肉にココアのような「黒のつぶつぶ」があらわれます。

黒柿は、「通常の渋柿より2週間も長く樹に成っているので、糖度がとても高く、大きくしっかりとした実に育ちます。樹上で完熟しますので、もぎたてのパリッとした食感と熟した甘さが同時に楽しめます。なんと糖度は16度以上!
切り口が紅葉のように美しく、まるでお菓子のようですね。